ナカバヤシの切り抜きペン「smareco」を試す

ナカバヤシ製の切り抜きペン「smareco」を入手しましたので使用感をレポート。東急ハンズで700円弱で売っています。

R0039998.JPG

これでスクラップしたい部分を囲ってやって、スマートフォンのアプリで読み込むと、そこだけ抜き出して画像化できます。

R0039999.JPG

ペンの先が割れていて、その特徴的な線を検出する作りのようです。

R0040001.JPG

フリーハンドで囲ってみた。あまりうまく引けないし、にじむ。大事な本なんかにはちょっと抵抗がある。

R0040002.JPG

こんな感じになっちゃう。これでちゃんと認識できるのか――。

http://farm6.staticflickr.com/5339/6929676204_4557251331_n.jpg

アプリの取り込み画面。さて、どうだか。

http://farm6.staticflickr.com/5470/7075752149_7b12ed2025_n.jpg

ちゃんと認識したようです。台形補正がびしっと。結構すごいね。

http://farm8.staticflickr.com/7222/6929676632_e99818f5cb_n.jpg

トリミングの補正もできます。これは期待できるかしら。

http://farm6.staticflickr.com/5330/7075752423_e03d64ca89_n.jpg

取り込んだ後、ズームしてみた。解像度がちょっと低いかな。左下のペンアイコンをタップしたら、フリーの線が引けるんだけど、なんか書いても書いてもどんどん消されてしまって、機能としては使えない。残念。

ペンやアプリに相当な改善が必要のように思えました。が、今後に期待!

Smareco PEN スマレコペン SRS-P101-B
Smareco PEN スマレコペン SRS-P101-B
ナカバヤシ
売り上げランキング : 1100

Amazonで詳しく見る by G-Tools

 

必ず結果が出るブログ運営テクニック100 プロ・ブロガーが教える“俺メディア”の極意

この本なかなかいいですよ。現時点では、ブログを書く方にとっては必携の書でしょう。書き方から心得、アフィリエイト関係まで網羅されてます。この本の中で紹介されているMarsEditというブログエディターほしいけど、3500円と意外に高かった…。

 

フロー体験 喜びの現象学(書評)

いい本だったので、ご紹介したい。

喜びを得られる体験=フロー体験、について書かれている。というと宗教的なにおいがして、拒否反応を起こしそうになるが、総じて実験に基づく科学的見地から書かれている(一部、感情的や理想論的な部分も感じるが)。

自分がどうしたらフローを感じられるか、だけでなく、他人、特に子供や家族にフローを感じさせるにはどうしたらいいか、といったことも書かれている。

フロー体験とは、

一つの活動に深く没入しているので他の何者も問題とならなくなる状態、その経験それ自体が非常に楽しいので、純粋にそれをするということのために多くの時間や労力を費やす状態

を指す。ただし、酒を飲んだり、テレビを見たり、セックスしたりといった、受動的、単純なものではなく、

ある活動がどれだけ楽しいかは究極的にはその複雑さにかかっている。

飽きてきたら更にその複雑さを増すことで、フロー体験を維持できる、とのこと。

そしてフローは、

目標が常に明確で、フィードバックが直接ある

もののほうが没入しやすい、と述べられている。行為としては散歩や読書のようなものでも構わない。目標によってそれらに複雑さを与え、フィードバックが得られるシステムを自分なりに構築するべきなのだろう。

自らフローを生み出すのにはエネルギーがいるので、余暇を持った時に、

仕事時間に楽しむ以上に余暇を十分に楽しむことすらできないのが普通である。

と述べられている。仕事は目標が与えられるが、余暇におけるフローは自分で設定しなければならず、ついついテレビを見てしまう。著者は意味深い言葉を紹介する。

未来は、教育を受けたものだけでなく、自分の余暇を懸命に用いるように教育されたものに開かれる

フロー体験には、人間関係、特に友人や家族との関わりも大事になってくる。真の友人について、著者は、

時には一緒に馬鹿げたことができる人であり、いつも誠実ぶっていることを期待しない人である。それは自己表現という目標を共有できる人であり、したがって経験の密度を高めようとする際に常に付随する危険を、進んで分け合おうとする人である。

と述べている。フロー体験を共有できる人、ということか。さらには、

理想的な結婚は自分の配偶者を友人とすることである

とも。

  子供を育てる上で、いかに子供にフローを経験させるか、についても述べられている。フローを生み出す家庭環境の条件として、5つの条件を挙げている。

第一は明確さ・・・目標、フィードバックは明確である。

第二は中心化・・・自分がしていることや具体的な感情・経験に感心を持っているという子供の認識

第三は選択の幅・・・幅広い選択の可能性を持っていると感じている

第四は信頼・・・何であれ自分が関心をもつことに人の目を気にすることなしに没入するようになることを認める、子供への親の信頼

第五は挑戦・・・複雑な挑戦の機会を子供に徐々に課していくという親の働きかけ

たとえ自分が最悪な状態にあったとしても、人間は「散逸構造」を持っているといい、

潜在的な恐れを楽しい挑戦に変換する

事、つまり、その最悪な状態であったとしても、下記のルールに従うことでフローを生み出すことができるとする。

一、目標の設定

二、活動への没入

三、現在起こっていることへの注意集中

四、直接的な体験を楽しむことを身につける

最悪な状態をまず改善するのではなく、そこからさえもフローを生み出す事ができる、というのが筆者の考えだ。例えば、視力を失った人、その多くの人々が視力の喪失を彼らの人生を豊かにした積極的なできごとであると述べている。

これは、「考えない練習」にも同じようなことが書いてあった。いま、身の回りに起きていることに心を寄せると、余計なことは考えなくなる。「考えない練習」では余計なことを考えなくなるとリラックスできる、との趣旨だったが、本書ではモチベーションを高めるフローの方法論として述べられているのが面白い点だ。

最後の章では、大きな人生の目標「ライフテーマ」を設定し、各フローに統一感を持たせることで、生活に意味を持たせることができる、と総括している。かの有名なスティーブジョブズの演説で「点を結ぶ」という言葉があった。あの言葉は、何気ないことでも、やっていればいつかは繋がるものだ、意識的につなげていこう、というものだったかと思う。この本では、最初に大きな目標を設定し、小さなフローに分割していくべきだ、と書かれており、まぁ似ている話だなぁ、と感じた。

 

東京工大の電子ジャーナルが気になる




R0011968

Originally uploaded by Tamori Hideaki

みなさま こんにちは

最近の私のメインの研究活動場所は東京工大の大岡山キャンパス.なんといっても文献の数が多い.トランザクションもさることながら,議事録もとても豊富.食堂も大きい,本屋も大きい.環境もいい.

その東京工大の図書館ですが,最近電子ジャーナル閲覧端末が出来た.お金払うと学外者でも使用できるようです.平日のみ利用可能で,私はまだ利用できていないのですが,次の平日休みのときはぜひ利用してみようかと思います.

社会人の博士課程は自宅での活動が多くなりがちなので,文献も近くに無いという状況になりがちです.こういった図書館も近くにない,というかたはやはりネットワークでの検索が主になります.おすすめは
・cinii
・IEEE xplorer
・citeseer
・ACM
・google scholor
ですが,意外なところで,
・bibdesk
というソフトウェアもおすすめです.基本的には持っている文献を管理したり,bibtexを生成するソフトなのですが,論文検索機能もついていて,これがなかなか便利です.無料の論文だとダウンロードまで出来ます.

大学図書館のオンラインが使いたいという方は研究室に頼んで大学のネットワークにVPNで接続するという方法もあります.

大学図書館の利用

こんにちは.

今日は「大学図書館の利用」についてです.

 私の研究はコンピュータさえあればどこでも行えるものですが,自宅で研究を行ううえで最もつらいことが二つあります.「相談相手がいない」「文献が手に入らない」ことです.前者はとりあえずおいといて,今日は後者の「文献」ですが,最近では文献もオンラインで手に入れられるようになっています.たとえばCiNii などがありますが,実際のところ文献をオンラインで手に入れようとすると結構なお金がかかります.1つの論文をダウンロードする場合1,000円近くかかることもあります.

 この悩みを解消してくれるところが「大学図書館」です.図書館は文献の宝庫です.ただ,どこの図書館でもいいという訳ではなく,図書館の選び方にこつがあります.当たり前のことですが,下記に列挙します.

  • 国立大(大体のところは無料で利用できます)
  • 研究中の専門分野の図書館がある(工学部図書館,のようなところ)
  • コンピュータ用の電源コンセントがある

 重視すべきところは2点目です.私は東京工大の大岡山キャンパスの図書館をよく利用します.この図書館の文献の数は膨大です.東京工大の図書館は上記3つを全てクリアしています.
 たまに気分を変えて横浜国立大も利用させてもらうことがあります.メインの図書館はとても内装がきれいですし,足を運ぶと工学部図書館もあります.東京工大に比べると文献数が少ないところがネックです.

 図書館のみならず,外で研究を行う際に困るのがネットワークですが,私はemobileと契約し,この問題をクリアしています.多少月額の利用料が気になりますが,あらゆる場面で活躍してくれるので,手放せなくなっています.