富士通、テレビ映像にスマホを向けて情報取得する技術 (Impress Watch) – Yahoo!ニュース

今回開発した技術は、可視光通信と電子透かしの両方の特徴と利点を兼ね備えたとしており、映像に微小な灯りを埋め込み、その灯りの数を増減することで光通信のような明暗を緩やかに発生して情報を送信する。点灯の速度は1秒に7.5回と高速ではないが、可視光通信のようにはっきりしたON/OFFではなく、時間をかけて徐々に明暗を切り替えることで、人の目で知覚しにくいようにしたことが特徴。灯りの数を制御して、送信したい情報を埋め込むという仕組みになっている。

via headlines.yahoo.co.jp

前からいってるけど、やっぱりこのように従来ある媒体に副チャネルを設けるのは興味深い。でも、なぜか流行らない。どうしてなんだろう。眼に見えないものは信じられない。従来のバーコードのようなものが使いやすいし、直感的なんだろうか。

日立「電子透かし」で不正コピー防止 – SankeiBiz(サンケイビズ)

日立製作所は20日、映像や音楽のデータに情報を埋め込んで著作権管理に役立てる「電子透かし」で、動画の再生中に透かしを浮かび上がらせる新技術を開発したと発表した。動画を圧縮してコピーすると画質が微妙に劣化してノイズが発生する現象を意図的に応用。動画を不正コピーすると、再生時に前もって埋め込んだ画像が浮かび上がるため、不正行為の抑制に役立つ。

via www.sankeibiz.jp

圧縮したら発動、ってどうやってやってるんだろう。ちょっと調べてみるか…。

音を使った新しい情報発信 INFOSOUND « 研究開発

INFOSOUNDは、直接スペクトラム拡散(デジタル信号を広い帯域に拡散して送信する)を用い、人間にはほとんど聞こえないものの通常のスピーカーで再生できる可聴帯域(約18k~20kHz)を利用します。また、INFOSOUNDは音楽やアナウンス音声などと同時に流すことも可能です。

via research.yamaha.com

電子透かしが最近、色々なところに使われ始めてきた。スペクトル拡散方式なので、結構使われてきた基本的な技術だけど、IDを送るくらいならその程度の技術でいい。べつに隠す必要はなくて、横取りされたっていいんだから。

サブチャネルとして使用するくらいが、むしろ著作権保護よりこういったふうな用途で積極的に利用するのがいいと常々思っている。だから、電子透かしについては、極端に難しいアルゴリズムも必要かもしれないが、使い方をどんどん考えて、実用化する研究をしていくほうが、今後は道がひらけるのではないか。

実際に使えそうなアルゴリズムは既にほとんど研究されつくされているのでは。

ちなみにスペクトル拡散についてまとめた資料を前、作っていたので載せておきます。

yamamotosemi-20090601.pdfFF0810/1830DA30FC30B8FF09
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【NEWS】NTT R&Dフォーラム・レポート  HTML5を用いた新たな映像視聴を提案 | Inter BEE Online | Magazine

■電子透かしを利用したデジタルサイネージ

デジタルサイネージの可能性を広げる映像処理技術の展示では、コマーシャル映像に電子透かしを埋め込むデモが行われた。15秒のコマーシャル映像に電子透かしとして数十ビットのIDを埋め込み、デジタルサイネージのディスプレー上に再生する。その映像を、ユーザーがアンドロイド端末の専用アプリケーションで撮影すると、コマーシャル映像に埋め込まれたIDをアプリケーションが認識し、IDをURLに変換、端末上にウェブの関連情報を提示する。特徴は、IDをフレーム単位で埋め込むことができる点にあり、これによって映像の内容に合わせた商品の説明や、クーポンの提供など情報提示が可能となる。

via www.inter-bee.com

電子透かしはやっぱり、著作権保護より、サブチャネルとしての利用に価値があるような気がしている。

毎日新聞、新聞紙面でARを正式実装開始、また表示するアプリ「MAINICHI AR」をリリース

↑これがどうかはわからないけど、マーカーレスARの場合は、画像の特徴点なんかをDBに保存しておいて、カメラで取った画像とDBの画像のマッチングで実装される場合が多い。一方、電子透かしでIDを埋め込んでおけば、DBとか、マッチングの時間を気にしないで実装できる。

 

印刷物と連動したデジタルコンテンツ配信が
低コスト・短期間で可能に
スマートフォン用アプリ「QUEMA for Smartphone」を開発 | DNP 大日本印刷株式会社

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QUEMA(QUick and Easy Media Access)は、人間の目で識別できないデジタルコードを電子透かし技術を用いて印刷物に埋め込む「DCコードTM」と、そのコードを読み取り、対応するコンテンツにアクセスするスマートフォン用アプリを組み合わせたサービスです。例えば、雑誌やチラシなどの写真やイラストにDCコードを埋め込み、読み取り用のアプリを入れたスマートフォンのカメラでこの画像を撮影すると、その画像に関連する動画や音声などのリッチコンテンツが再生されます。

via www.dnp.co.jp

以前はiPhoneでくまのめがねというのをリリースしていたけど、それとはまた違うんだろうか。電子透かしの仕組みは変わらないが、GPSとの連動なんかのオプションが付いた?

電子透かしの実用化の1つとしてウオッチしていきたい。リコーがリリースしているような、特徴点でのものと、どちらがいいか。電子透かしは計算コストをあまり考えなくていいからね。