Raspberry Piで作る動画中継ラジコン・カーの製作(2)–電子回路の作成

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今回は電子回路の作成です。今回作成する回路図は下記のものです。これは、Interface 2012年12月号 p.93の図に、手書きしたものをスキャナーで取り込んだものです。

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これをまず、ブレッドボード上で仮組みして動作を確認した後、ユニバーサル基板へ実装(ハンダ付け)していきます。

上記の回路図でうまく行かなかった点は手書きしてある部分です。TA7291のVs(モーター用電源)にはVccを接続しました。TA7805から伸びている端子を、Raspberry PiのPIN2に挿すと確かにRaspberry Piが起動しました。…が、動作がとても不安定でしたので、携帯電話の充電池(eneloop)で代替することとしました。

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作成した基板を上から撮ったものです。配置がうまくなく、ジャンパー線が張り巡らされています。GNDの取り回しなど、いろいろ考えてから組んだほうがいいですね…。

真ん中の2つの黒い棒のようにみえるのがTA7291です。上部の白と青の線がモーターにつながっていて、TA7291からの指示をモーターに伝えます。手前の白、緑、橙、灰の先がRaspberry Piに接続、中央を走る黒い平行線はUSBハブに電源を供給しています。この線は、USBハブに付属してきたアダプターの線を切って加工しました。

次回はRaspberry Pi側の設定をご紹介します。

Raspberry Piで作る動画中継ラジコン・カーの製作(1)–材料を揃える

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Interface 2012/12月号(CQ出版社)で書かれている「スマホでササッ!動画中継ラジコン・カーの製作 –知久 健、pp.91-96」をまるまる作成してみました。これから何回かに分けて、作成の注意点などご紹介したいと思います。

今回は、必要だった材料をご紹介します。

とりあえず、電子部品を揃える。

まずは、購入した電子部品のご紹介。モータ・ドライブ基板の回路部分の材料です。今回は、マルツパーツ館WebShopで購入しました。

  • 【TD62004APG】トランジスタアレイ x 1
  • 【TA7291P】bridge driver x 2
  • 新日本無線 【NJM7805FA】3端子レギュレーター(+5V出力) x 1
  • 【CC DC50V104】セラミックコンデンサー 0.1μF x 1
  • 日本ケミコン 【ESRE6R3ELL101MF05D】アルミ電解コンデンサ 6.3V 100μF x 1
  • 【GF063PB503】単回転型サーメットトリマ 50KΩ x 1
  • 【TJC142PL】2.5mmピッチコネクター2ピンL型 x 2
  • タカチ電機工業 【BH-9V-2】BH-9V型006P電池ホルダー x 1
  • サンハヤト 【ICB-88G-PBF】ユニバーサル基板 鉛フリー 72×47mm 片面ガラスコンポジット x 1
  • 【212016NE】ICソケット 板バネ 16ピン(トランジスタアレイ用のゲタ) x 1
  • Linkman 【10PS-MIX】ブレッドボード用JPワイヤー 100mm×10本 オス-メス (基板〜Raspberry Pi接続用)
  • 抵抗 10k x 5
  • LED(なんでもよし、パイロットランプ用)x 1

これらを細々とはんだづけしていきます。006P電池と接続する端子は硬くて外しづらいので、気軽にON/OFFできるスイッチもあったほうがいいかもしれません。

シャーシ、車輪など大きめな部品について。

その他、大きめな部品や電池です。

  • タミヤ 楽しい工作シリーズ No.167 シングルギヤボックス 4速タイプ x 2(後輪と接続)
  • タミヤ 楽しい工作シリーズ No.172 ユニバーサルプレートL 210×160mm x 2
  • ELECOM ガラスレンズ搭載Webカメラ 130万画素 マイク内蔵 LEDライト搭載 ブラック UCAM-DLK130TBK x 1
  • iBUFFALO Android対応モデル USB2.0ハブ 4ポートタイプ(ACアダプター付) ホワイト BSH4AUM01WH
  • 【MYU-004】50mmタイヤセット(3mm六角シャフト用) x 2(後輪)
  • 無線LANドングル(GW-USValue-EZなど、Raspberry Pi稼働確認済みのもの)
  • 携帯電話の充電池(eneloopなど、5V1A程度出力可能なもの)
  • キャスター自在車(前輪用、なるべく小さいもの)
  • panasonic 【6LR61XJ/1B】アルカリ乾電池9V形

以上でパーツの紹介です。次回は電子工作のご紹介です。注意点などを記載する予定です。

Arduino + サーマルプリンター その後

本日届きました。Arduinoと接続できるプリンターでです。

つなぎ方やライブラリは、Displaying on Paper – Thermal Printer + Arduinoを見れば一発。ここでダウンロードできるライブラリに、サンプルコードがついていたので、早速動かすことができた。素晴らしい。

  1. 上記のリンクでダウンロードしたファイルを解凍し、解凍したファイルの中にある「Thermal」ディレクトリを(home directory)/Documents/Arduino/librariesにコピー
  2. 上記のリンクにある画像のように、Arduinoとサーマルプリンターを接続。私は接続には、ジャンパーコードを用いた。下の図のような感じ。
  3. サンプルコード(Thermal_Example.ino)を走らせる。なお、Arduino1.0以上じゃないと動かない。

もちろん日本語は出ないけど、バーコードとかも簡単に出せるんですよね。

ソレノイドアクチュエーター+Arduino+MP4209

ソレノイドアクチュエーター(以下、ソレノイド)を、Arduinoと、パワーMOSFETのMP4209で制御した時のメモ。

ソレノイドはマルツパーツ館で購入したMD-252。これは12V駆動だから、Arduinoの出力ではそのまま使用できない。12Vの外部電源(アダプタ)が必要。

  • Arduinoのデジタル出力2番端子を、MP4209の2番端子(ゲート)と接続。
  • ソレノイドの端子には、12V電源の+と、MP4209の3番端子(ドレイン)と接続。
  • MP4209の1番端子とArduinoのGNDは、GNDに接続。

おお、動いた。以下はArduinoのスケッチ。もう、基本のキのソースコード。一秒ごとにソレノイドがピストン運動(性格にはくっついたり離れたり)します。

void setup() {
// initialize the digital pin as an output.
// Pin 13 has an LED connected on most Arduino boards:
pinMode(2, OUTPUT);
}
void loop() {
digitalWrite(2, HIGH);   // set the LED on
delay(1000);              // wait for a second
digitalWrite(2, LOW);    // set the LED off
delay(1000);              // wait for a second
}

とまあ、こんなことを書いていこうかと。