VCP510(VMware Certficated Professional on vSphere 5)に合格しました。この資格、あまり受験記がないので、少し詳細を記載しておきます。2012/11/30現在の情報です。下記の記載については一切の責任を放棄します。ご参考まで。
受験したきっかけ
仕事でvSphere使うから。会社でVMware講習を受講させてもらったら、それにバウチャーコード(受験料が無料になるコード)がもらえたから、なんとなくもったいなくて受験。仕事で使うといっても、使う機能は一部分で、DRSとか、FTとか、vDSとか、全然使いません。そんな初心者です。
受験に必要な講習
VMware社指定の講習を受講しなければなりません。これが結構高い。個人ではちょっと無理な金額です。私はVMware vSphere: Install, Configure, Manage [V5.0]を受講しました。これはしかも5日間で、会社がよっぽど理解がないとダメかも知れません。
受験のための準備
高いですけど、まずはオンラインの問題集を買いましょう。決してステマではありませんが、私はCramなんとか社の問題集を30日分買いました。この問題集をほぼ完璧に仕上げれば、合格できるとおもいます。実際の試験の8割くらいは、この問題集で補完できました。
なお、上記の問題集、使い勝手はなかなかいいのですが、ところどころ答えが怪しいです。問い合わせ中ですが、返答がある前に試験となりました。返事が遅いよ…。
また、出題のニュアンス(日本語)が少し違うので、丸暗記ではなく、理解することが大事です。
勉強方法
問題集をひたすら繰り返します。最初は4割程度しかわかりませんでしたが、これを9割5分〜10割の正答率までに引き上げます。5回くらい繰り返したかと。わからない用語や理解できない点はVM社のドキュメントや市販の専門書、Googleなんかを引いて、知識の幅を広げました。どうしてもわからないところは丸暗記。1ヶ月x1時間半くらいの勉強時間でした。
なお、問題集中に「1クラスタ中に配置できる仮想マシンの最大値は?」のような、最大値を答えさせる問題が100問くらい掲載されていますが、これはほとんど出題されませんでした。よって、勉強中は飛ばしてもいいかもしれませんが、実務では結構使うかもしれません。私は飛ばして、受験当日に参考までにチラ見したくらいでした。
問題集はPDFでも提供されています。これを印刷して、わからないところや間違いやすいところにマークして、何回か復習しました。
受験当日
受験場所、受験開始時間は受験申込時に自分で選択できます。定められた時間に行くと、オフィスっぽいところで、受付があります。ベンダー系の試験は初めてだったので、なんか不思議な感じです。
必要な物は受験票、写真付きの身分証明書、健康保険証or自分の署名が入った公的な身分証明書(図書館の貸出証、クレジットカードなど)です。身分証明書が2ついるのがポイントで、忘れがちです。実際に忘れた人がいたみたいで、「名刺じゃダメ〜?」などとかなり揉めてました。
上記を提示すると、パソコンに署名したり、その場で写真とったりとハイテクな感じ。
時間になると受験場所に案内されます。持ち物はティッシュ、ハンカチ、目薬など、ないと困るもの以外はすべてロッカーにしまうように指示されます。筆記用具も持ち込み不可。受験する場所は高いパーティションに区切られた一人づつのブースのような感じで、パソコンが一台、ペン、小さいホワイトボード、耳栓がおいてあります。親切。
進め方についても机の上においてあるので、そのとおり進めます。試験はすべてパソコンで実施されます。ログインすると、まず、問題の前にアンケートがあります。これからの試験の練習にもなるような感じ。マウスの音が響きます。
15問くらいのアンケートの後、本番です。85問の問題を1時間半で解きます。8割は問題集と同じでラッキーな感じ。分からない問題や、後で見なおしたい問題に対しては、フラグを立てることができて、最後に見直すのに便利です。見直し含め30分くらいで終了。500点満点中300点以上で合格、配点は未公開ですが、おそらく何らかの傾斜があるものだと思います。終了ボタンを押すと、自分の点数がその場で出て、合格が通知されました。
受付でなんか紙をもらって終了。30日以内に、VM社から何らかのアナウンスがあるとのことです。スターターキットが届くらしい。よくわかりません。
まとめ
まずは講習受けましょう。
問題集丸暗記でも行けますが、すこしくらいは勉強しましょう。
身分証明書を忘れずに。
番外編〜赤ちゃんがいる場合の勉強法
生後10ヶ月の赤ちゃんがいます。そんな中の受験勉強でした。この受験の前にもセキュリティスペシャリストの勉強もしていたため、ブログの更新もできない状態でした。
基本、こどもや妻が起きている間は勉強しません。諦めます。家事や子供の世話をします。だから、休みの日は逆に勉強しませんでした。
だから、家族が寝ている間や通勤時間を活用します。私の場合のポイントは朝活と、十分な通勤時間(要するに職場から遠い場所に住む)です。朝少し朝早く起きて勉強、電車の中で勉強、です。
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これは蛇足かもしれませんがついでに。全く関係ない内容ですが、最近思うこと。家族が起きている間は積極的に絡んだほうが将来、自分のためになると思うんです。「イクメン」なんて言葉が流行っていますが、これに気をよくしているレベルでは、まだまだ本質を理解していない、うわべだけ、見かけだけのものだと思っています。私は、あくまで自分のための、将来への時間の投資なんだという理解です。家事を積極的にする→妻との揉め事が減るし、家事の時間も短縮される→将来的に自分のための時間が増える、育児に積極的に関わる→子供との揉め事が減る、関係がよい→将来的に自分のための時間が増える、子供からのフィードバックがある。というふうにです。まだまだ結果は出ていませんが、いまのところこのような考え方で育児、家事をやってます。脱イクメンですな。